人気インスト・バンドjizueがインドネシアのジャズフェスへ!

jizue – Band Instrumental asal Jepang

2015年05月02日(土)、インドネシアのバンドゥン(バンドン)市内にある著名国立大学パジャジャラン大学のDipati Ukur(ディパティ・ウクール)キャンパスにて、国際ジャズフェスティバル、International Kampoeng Jazz(インターナショナル・カンプン・ジャズ)が開催されました!今年で7回目で、今回は日本からもjizue(ジズー)という人気のインスト・バンド(インストゥルメンタル・バンド、ボーカル不在のバンド)も出演!そこで、こちらのインスト・バンドjizueに密着して、記事を執筆致しました。

Pada hari Sabtu tanggal 2 Mei 2015 di kampus Universitas Padjadjaran (Dipati Ukur), Bandung, Indonesia, diadakan festival internasional yaitu International Kampoeng Jazz Festival. Di tahun ke-7 acara tahunan ini, band instrumental asal Jepang, jizue (baca : jizu), ikut memeriahkan acara ini. Artikel ini membahas mengenai band tersebut.

ライブ前夜のjizue(ジズー)独占インタビュー

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 jizueの皆さん(左から、井上典政さん、山田剛さん、片木希依さん、粉川心さん)。

 

-初めまして、こんばんは!バンドゥン・ポータルです!本日はお時間頂き、誠にありがとうございます。まず簡単にバンドのことを伺ってもよろしいですか?結成は京都からとか?

●粉川心さん:どうなんだろう(笑)

●片木希依さん:私以外の3人は滋賀県の出身なんですよ。

●粉川心さん:もともと別のボーカル、ピアノのメンバーの5人で、違うバンドをしていたんですが、それをやめて、彼女(希依さん)が入った2006年を、jizueの結成としています。そのタイミングで音楽だけのインスト・バンドになりました。

 

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-そうなんですね。続いての質問です。恐らく、バンドゥンに住んでいる全ての日本人が聞きたいことだと思うのですが、今回、どうしてインドネシアのこのバンドゥンという街で、ライブをされることになったのですか?経緯などを伺ってもよろしいでしょうか?

●マネージャーさん:実は、ジャズフェス(カンプン・ジャズ)の実行委員から、jizueの ホームページを通じて、連絡があったんです。ですので、こちらから営業したというのではなく、ジャズフェス側から依頼があって、私どもも興味があったので、来ることに決めました。本当にありがたいです。

●粉川心さん:どこから探してきたんだろうと思いましたよ(笑)

 

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-そうだったんですね。バンドゥンの若者たち、頑張りますね(笑)しかし、とは言っても、インドネシアに全く興味がなかったら、わざわざいらっしゃいませんよね?そこの決め手はどうだったんですか?

●粉川心さん:実は、去年カナダでも公演をしていて、海外に出ること自体には興味があったんです。これからどんどん海外に出ていけたらなあ、と。だから、今回のオファーについては運が良かったとも思いました。

 

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-インドネシアと聞いて、あるいは実際にいらしてみていかがですか?

●粉川心さん:もうインドネシアと聞いたら、やっぱりバリ島のイメージが強かったですね!

●片木希依さん:私はJKT48かな(笑)

●山田剛さん:東南アジアといえば、インドネシアでしょ!インドネシアに来たこととかがあったわけではないんですが、僕の中では、もう何故かインドネシアしかなかったですね!

●井上典政さん:正直、もっと田舎だと思っていたんですが、来てみて意外と都会でビックリしました。バンドゥンという街のことも全然知らなかったんですが、田舎でもなく、都会過ぎるわけでもなく、涼しくて良い街だなと思いました。ただ、渋滞が酷いですね。昨日もジャカルタから来るのに6時間もかかりました。そんなに長い距離ではないはずですけど。

※連休のため、避暑を求める首都ジャカルタからの旅行客で溢れ返っていました。

 

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-次に、明日のジャズフェスについて伺いたいのですが。インドネシアのお客さんを前に、何か不安とか期待とか、ありますか?

●粉川心さん:僕ら、インドネシアの音楽シーンというものをまだ全然知らないので、正直ちょっと不安はありますね。僕らの音楽が彼らに対して響くのかどうなのか。ただ、実は先ほど、別のイベントで急きょ演奏させてもらえることになって、2曲、10分ほど演奏してきたんですが、インドネシアのお客さんから歓声が沸いていたので、手ごたえは感じました。

●片木希依さん:去年、カナダに行ったときに、言葉でのコミュニケーションはあまりできなかったんですが、演奏を始めてから、ブヮーン!と沸いてくれたんです。私たちの音楽に対して、お客さんからエネルギーが返ってくるのは強く感じたので、有難くもかなりの手ごたえを感じたんですね。そういった意味で、インドネシアでも盛り上がってくれると嬉しいな、という期待はあります。もちろん、カナダとインドネシアは違うとは思いますが。

●山田剛さん:僕らは言葉がない分、国境には囚われないと思うんです。しかし、jizueといっても、僕らにもいろいろな曲調があるので、どういった曲調が受けるのか探りながら、彼らに響くのがうまく見つかるといいかな、と。

●井上典政さん:インドネシアだから、という理由での不安は特にありません。今日一日、インドネシアの人々と触れ合って、こっちが覚えたばかりのインドネシア語で頑張って話してみると、みんな笑顔で接してくれたんです。とても優しくて、温かい気持ちが詰まっているように感じました。だから、音楽についても、僕らにとってやりやすい所もあるのかなあと、少し期待はしています。

 

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-jizueの皆さんの音楽がインドネシアの人々に響くことを願うばかりです。最後になりますが、インドネシアに向けて、明日のお客さんに向けて、何か一言お願いします!

●粉川心さん:とりあえず、メシがうまい!(笑)

●片木希依さん:ホントに美味しいです!ナシゴレン2回食べました!ミーゴレンも食べました!サテも食べたい!(笑)

●井上典政さん:海外だとなかなか食が合わないとかありますけど、本当に美味しい!(笑)

●粉川心さん:まあ、日本の音楽、僕らはインディーズですけど、インドネシアの人に、日本にはこういう音楽もあるんだというのが伝えられたら嬉しいです。特に僕らは、京都、日本っぽい音を大切にしているので、日本または京都の音を感じてもらえたらありがたいと思います。

●井上典政さん:単純に一緒に楽しんでもらえたらありがたいですね。日本人というか、全然知らない人が何かやっている、という印象を最初は持つと思うんですけど、それでも僕らの音楽を聞いて、音楽を通して、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいなあ、と思います。よろしくお願いします。

 

インドネシアで記者会見を受けるjizue(ジズー)

第7回カンプン・ジャズのイベント当日2015年05月02日(土)の朝、今回出場する目玉アーティストの記者会見がありました。場所は会場近くのシェラトンホテルでした。

 

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公式のメディアとして参加する我々バンドゥン・ポータル。

 

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記者会見が始まりました。

 

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インドネシアのジャズ界の歌姫シャハラニ(Syaharani)!

 

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G-Pluck Beatles!

 

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Beben Jazz!この方、ミュージシャンですが、某大学の教授です。

 

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そして日本からのインスト・バンドjizue!

 

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記者会見に臨んだアーティスト!

 

全てのゲストの参加というわけではありませんでしたが、目玉アーティストを中心に記者会見が開かれました。朝早く(アーティストの皆さまのテンションがあまり高くない)にも関わらず、記者会見は大盛り上がりでした。記者会見会場に来ていたメディアも、テレビ、新聞、ラジオ、各種ウェブメディアなど非常に多く、注目度の高さが伺えました。

日本からのゲストjizueへの質疑応答は、全て英語で取り仕切られていました。jizueへの質問には、「どうしてカンプン・ジャズへ来たのか?」「インドネシアの印象はどうか?」「インドネシアの音楽はどうか?」といったものが出ていました。インドネシアのメディアも、jizueに対して興味津々のようでした。

 

インドネシアの人気アーティストの出るステージで大トリ!

イベント開始から約10時間、イベント当日の深夜22時ごろ、二つあるステージの片方で、大トリを飾るべく現れたjizue!夜遅くにもかかわらず、一層の盛り上がりを増していく会場は歓喜の渦でした。

 

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インドネシア人を前に果敢にパフォーマンスをするjizue。

 

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ベースの山田剛さん。

 

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ドラムの粉川心さん。

 

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 インドネシア人ばかりの観客はjizueのパフォーマンスにどんどん引き込まれていきます。

 

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 キーボードの片木希依さん。

片木希依さんによる英語、インドネシア語、スンダ語でのMCも大盛況!

 

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ギターの井上典政さん。

 

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 大勢のインドネシア人のお客さんが見ているステージ前の様子。

 

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大勢のインドネシア人を、音楽で一瞬にして虜にしたjizue!

 

jizueのライブ、大変盛り上がっていました!

実は、jizueの直前にインドネシアの人気アーティストのライブが終わってしまい、彼らを目当てに来ていた観客は一斉に退散。そして、jizueのライブが始まる前には、ステージ前は一旦はかなり閑散としてしまっていました。輪をかけるように、運営側から派遣されていたステージ担当MCの2人のトークがあまり面白くなく、そして会場には一体感もなく、静まり返っていました。

しかし、jizueのメンバーがステージに立ち、演奏が始まると雰囲気は一転。閑散としてしまっていたステージ前は一瞬にして超満員!非常に多くのインドネシア人がjizueのライブに見入っていました!

一曲目の選曲もとても良かったです。なんと、「ハローハローバンドゥン」という現地に伝わる誰もが知っている曲。これをjizue風にアレンジして、バンドゥンの人々のハートを鷲掴みしていました!

日本語で「すごい!」「かっこいい!」「かわいい!」などの声まで飛び交う大盛況の中、曲を次から次へと披露していくjizue。一旦パフォーマンスが終了し、ステージ上から下がると、ステージ前のインドネシアの観客から「アンコール!アンコール!」の嵐!jizueの曲をもっと聞きたいという想いの下、一体となる観客。凄まじいパワーでした。

jizueの片木希依さんによるMCは、英語だけではなく、インドネシア語やバンドゥンの現地語であるスンダ語も交えたもので、バンドゥンの人々に響いてました!しかし、それ以上に、jizueの音楽でのパフォーマンスそのものがインドネシア人の人々のハートを掴んでいるように感じました。音楽は言葉を介さずに、直接的に心に働きかけます。日本を代表してきたjizueの音楽が、インドネシア人の心に響いているのを間近で見て、jizueの皆さん自身も感動したのではないでしょうか。そんな風に思える最高のライブでした!

 

<プレイリスト >

halo-halo Bandung
sun
rosso
shiori
clock
When you wish upon a star
holiday
dance
Sakura

 

一筋縄ではいかないアジアの新興国でのライブ

ライブ終了後に、すぐに日本に向けて出発してしまったjizueの皆さんでしたので、ライブでの感想などを直接伺うことができませんでした。ただ一言、「バンドゥン大好きになりました!また来たいです!」と仰っていたのは、日本とバンドゥンを愛するチームであるバンドゥン・ポータルとしても大変嬉しかったです。

もちろん、その言葉の裏側には、様々な苦労もあったのではないかと思います。ライブ前のステージで、楽器のセッティングや音の調整は、細かいニュアンスに至るまで英語でのコミュニケーションが必要で、かなり手間取っているようでした。そして、あろうことか、ライブ前にはステージ上の屋根から雨漏りも・・・!想像しないような様々なトラブルの中、これだけインドネシアの人々を沸かせることができたjizueの皆さんには、我々バンドゥン・ポータルも大きなパワーを頂くことができました。

 

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天井からの雨漏りをモップで拭く会場運営スタッフ。

jizue(ジズー)のライブを見たバンドゥン(バンドン)の人々の感想

最後に、Twitterなどで見かけたjizueへの感想をいくつかご紹介します。

“thank you for coming to Bandung, Indonesia. Eargasm so much haa! unfortunately your album is sold out”

(インドネシアのバンドゥンに来てくれてありがとう!すっごい良かった!だけど、残念なことにアルバムが売り切れだった。)

by @THORNmuhammadさん

“バンドンに来てくれてありがとう! 素晴らしいパフォーマンス!^^b”

by @Juenecleiteさん

“big thanks from Bandung, Indonesia. You guys so amazing! jizue terima kasih and hatur nuhun”

(インドネシアのバンドゥンから、感謝します!本当に素晴らしかった!jizue、ありがとう(インドネシア語)、ありがとう(スンダ語))

by @L_Broongさん

“Jizue (japan) saves kampoeng jazz.”

(日本のjizueがカンプン・ジャズを救ってくれた!)

by @mvstekkyさん

“Gelaaa td d KJ keren beud Sayang sekali bukan d main stage performnya padahal juara… ♫”

(やばい、カンプン・ジャズの中でも特に良かった。メインステージじゃなくてすっごく残念・・・一番良いパフォーマンスだったのに・・・)

by @santanailhamさん

“Jizue keren goblok parah ngacoooo”

(jizue、ヤバイ、カッコイイ!)

by @koindraさん

“FxxxK ! cuma band ini yg high quality di Kampung Jazz ! Jizue”

(やばい!カンプン・ジャズでクオリティが高かったのはこのバンドだけだ!)

by @lardllesさん

“sedih ga bisa nonton jizue di kampoeng jazz… :((“

(カンプン・ジャズにjizueを見に行けなくて悲しい・・・(T_T))

by @Satria_Khindiさん

jizueの皆さん、素敵なライブを本当にありがとうございました。また懲りずにぜひバンドゥンまでお越しください。お待ちしております。