アジア・アフリカ会議60周年~バンドゥン市長の圧倒的存在感

60 th KAA ~ Walikota Bandung

アジア・アフリカ会議60周年記念式典、関連記事の第5弾です。

2015年04月22日(水)~24日(金)の3日間に渡り、ジャカルタおよびバンドゥン(バンドン)にてアジア・アフリカ会議60周年式典が開催されました。バンドゥン市では、メインの式典だけではなく、サブの式典としても様々な企画を行い、そのリーダーとなるバンドゥン市長(バンドン市長)は、バンドゥン市においても、インドネシア国内においても様々な点から圧倒的な存在感を発揮しました。

今回のアジア・アフリカ会議60周年式典に関しての、バンドゥン市長の特徴的な点を6つに分けてご紹介します。

Selama tiga hari, mulai tanggal 22 hingga 24 April 2015, diselenggarakan perayaan 60 tahun Konferensi Asia Afrika di Jakarta dan Bandung. Di kota Bandung, tidak hanya upacara perayaan utama saja, tapi juga ada beberapa acara lain yang memeriahkan gelaran akbar ini. Walikota Bandung, yang juga memimpin acara-acara di Bandung, mendapatkan beragam pujian dari masyarakat Indonesia.

Pada artikel ini dibahas enam poin menarik dari Walikota Bandung yang dapat dilihat pada acara perayaan 60 tahun Konferensi Asia Afrika.

1.アジア・アフリカ会議60周年記念式典における名演説

2015年04月24日(金)、バンドゥンでの式典の冒頭で、開催地であるバンドゥン市の代表としての開会挨拶と、バンドゥン十原則(バンドン十原則)の読み上げを、英語で行いました。

Pidato Sambutan Ridwan Kamil Untuk Kepala Negara Peserta Konferensi Asia Afrika 2015 Di Bandung

(バンドゥン市長リドワン・カミル氏によるアジア・アフリカ会議2015の首脳への演説)

演説の最後には、

“Once again, welcome to Bandung, the capital of Asia and Africa, the first human rights city of Indonesia, and the home of creative and great minds. Have a nice and lovely day. Hatur nuhun.” (「もう一度言います。バンドゥン、アジアとアフリカの首都、インドネシアで最初の人権都市、そして創造的で偉大な頭脳の故郷へようこそ。本日も素晴らしい一日を。ありがとうございます。」 ※Hatur nuhunは英語ではなく、バンドゥンで使われる地方言語のスンダ語です。)

と、非常に力あるメッセージで締めくくりました。とても地方都市の市長とは思えないような主張の強い終わり方で、多くの人々が驚いたと思います。バンドゥン界隈のニュースでも、本来は英語の「Thank you」と終わるべきところを、バンドゥンを含む西ジャワ州で一般的に使われるスンダ語の「Hatur nuhun」で終わったことについては、大変な注目を集めていました。

今回はジャカルタにて、メインとなるアジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議が実施されたので、バンドゥンでのイベントはメインではありませんでした。しかし、中国の習近平国家主席など海外の首脳が参加するなど、バンドゥンでのイベントも決して小さなものではありませんでした。

そんな中での、この演説です。インドネシア大統領ジョコ・ウィドド氏の存在感も薄れてしまったのではないかと思えてきます。カリスマがあります。

まだ43歳(2015年04月27日現在)のバンドゥン市長、将来のインドネシア大統領候補の一人と言われる所以です。

2.フェアに接するバンドゥン市長(バンドン市長)の外交感覚

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From Bandung to Japan(バンドゥンから日本へ)

(動画よりキャプチャー、元動画はこちらへ)

バンドゥン市が、アジア・アフリカ会議に関する各国への「バンドゥンからようこそ!」の動画を制作しました。もちろん日本だけではなく、アジア・アフリカの各国に対して同様の動画を作っております。実務ベースで協力関係にある特定の国に対してだけではなく、様々な国へ同時に、そしてフェアに接する外交感覚が大変優れているように感じます。

こういった感覚は外交だけではなく、当然日々の執務にも反映されており、特定の誰かだけを重点的に採用するのではなく、ゼロベースで身体が持つ限り、なるべく多くの人と接するようにしている姿は大変共感が持てます。もちろん、バンドゥン市、或いはインドネシアに対し、実際にどれほどの寄与をしているのかというところは大変注意深く見ているようですが。

3.有言実行の精神~金曜日は自転車の日

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式典当日も自転車で移動するバンドゥン市長

(写真はこちらより引用)。

交通渋滞の緩和に向けて、少しでも自分の車などに頼らないようにと、「Jumat Bersepeda! (金曜日は自転車を使おう)」という運動を推進中のバンドゥン市長です。彼は金曜日に限らず自転車で移動するところをよく見かけますが、毎週金曜日は必ず自転車で移動しているようです。

幸か不幸か、2015年04月24日も金曜日でした。各国首脳が当然のように車で移動し、会議場まで来るのにも関わらず、市長は有言実行、いつも通りに自転車で移動していました。

こういった有言実行の態度が、市民だけではなくインドネシアの多くの人々の心を動かし続けています。彼が大人気の理由の一つです。

4.忘れない感謝の言葉~バンドゥン市長(バンドン市長)の深い愛

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深夜にも関わらず地元の人に「ありがとう」と伝えるバンドゥン市長

(写真はこちらより引用)

2015年04月24日の深夜23時過ぎ、バンドゥンでのアジア・アフリカ会議60周年記念式典が終わった後のことです。数ヶ月に渡る準備、ようやく終了した一大イベントです。さぞかし疲れていて、今すぐにでも休みたかったであろう状況にもかかわらず、地元の人に御礼を欠かさないバンドゥン市長でした。

日頃から、バンドゥンという街を作っていくのは市長ではなく、市民であると言っている市長です。この市長のバンドゥン市への深い愛が、バンドゥン市民の心を突き動かし、今のバンドゥン市の飛躍的な発展につながっていることは間違いないと言えます。

5.SNSを通じた情報共有とボランティアの鼓舞

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バンドゥン市長リドワン・カミル氏のTwitter

TwitterやFacebook、或いはInstagramを駆使して、常時一般市民への情報共有や、ボランティアに携わっている若者の鼓舞を行います。バンドゥンはSNSのユーザー数が多いことでも有名ですが、市長はその典型的な例です。Twitterのフォロワー数:110万人以上(2015年04月27日現在)、Facebookページの「いいね!」数:55万人以上(2015年04月27日現在)、Instagramのフォロワー数:50万人以上(2015年04月27日現在)と凄まじい数です。また、Twitterでは一方的な発信ではなく、こまめにメンションを返したり、リツイートをしたりと、積極的に市民とのコミュニケーションを取っていることも特徴です。彼のツイートはリツイートが100を超えることも普通で、1,000を超えることもよくあります。彼の言動は日常的に注目を集めています。

6.家族への愛

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アジア・アフリカ会議の会議場前で、アタリア・カミル夫人とのツーショット

(写真はこちらより引用)

説明は不要でしょう。アジア・アフリカ会議60周年記念式典、アジア・アフリカ各国の首脳が集まる大イベントの開催地となる市のリーダーです。忙しくないわけがありません。そんな多忙を極める中でも、奥様を始め、ご家族をいつも大切にしている市長です。人気が出ないわけがありません。

 

 

 

現在、インドネシアでは少なからず卓越した能力を持ったリーダーが出始めています。その中の一人でもあるバンドゥン市長リドワン・カミル氏の抜きん出たリーダーとしての資質が少しでも伝われば幸いです。今回は、アジア・アフリカ会議60周年記念式典に纏わるストーリーだけを切り抜いてご紹介しましたが、彼の伝説的な振る舞いはここだけに留まりません。ぜひ、TwitterやFacebookなどで彼の動向を追ってみてはいかがでしょうか?

Twitter:@ridwankamil

Facebook:Ridwan Kamil Untuk Bandung